池田謙一研究室では現在、次の調査を実施中です。
「社会意識に関する調査(第6回アジアンバロメーター調査)」
この調査は日本学術振興会からの科学研究費によって実施される全国調査で、一般社団法人 中央調査社に面接員調査を依頼して実施するものです。代表者は私こと同志社大学 社会学部 池田謙一 教授となっております。
調査の目的:アジアの20カ国の方々に同じ質問を行い、アジアにおける日本の社会的・政治的・経済的な位置づけを明らかにすることを目的とし、これまで20年以上に渡って継続している国際比較共同研究で、今回が6回目となります。
調査をお願いする方:全国にお住まいの20歳以上79歳以下の男女個人 2212人
(昨年度も調査にご協力いただいた方には本年は80歳となられた方もおられます)
調査の時期:2023年9月末~10月末
調査の依頼が届いた方々にはお手数をおかけしますが、面接調査にてご回答いただけますと誠に幸甚です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
同志社大学・社会学部ホームページでも案内させていただいております。https://ss.doshisha.ac.jp/news/2023/0908/news-detail-256.html
- (次の調査は無事終了いたしました。全国の回答者の皆様、ありがとうございました。秋にシンポジウムを開催し、研究の一連のご報告をさせていただき、1冊の著書にまとめ上げていきます。)
- 「メディア、政治、生活意識に関するアンケート」
- (スマートニュース・メディア価値観全国調査研究会企画)
研究会共同座長:同志社大学社会学部教授・池田謙一
東京大学情報学環教授・前田幸男
ベ
ースとなる研究の概要
○ コミュニケーション行動の研究○
ソーシャル・ネットワークを通じたソーシャルなメディアやネットワークの形成・普及過程,インターネット・コミュニティの実証研究には「前世紀」から関わっている.インターネットやマスメディア利用がもたらすコミュニケーション行動・社会的行動の生成・変容・帰結を検討している.
○政治社会心理学の再構成○
政治社会心理学に認知科学的なアプローチを展開している.世論調査,投票行動調査の分析をこの観点から行うとともに,投票行動・世論過程や社会・政治参加の理論的再構成をめざしている. 世界価値観調査(WVS)、アジアン・バロメータ(ABS)、選挙制度の効果の国際比較研究(CSES)、東アジア総合社会調査 (EASS)など国際比較調査に多く加わっている.
○ 社会のリアリティの社会心理学的研究○
上記の諸研究に基づきつつ「認知社会心理学」の理論化の試みを継続している.特にわれわれの社会のリアリティを構成する諸力の社会心理学的な分析に力点を置いている.その関連で,テクノロジーと私たち,社会を認識する「しろうと理論」にも関心を持っている.
最近の著書等 (詳しいリスト)