2015年4月現在
本研究は科学研究費基盤研究(S)としては、2013年度末で終了し、現在は4カ年4回にわたるパネル調査データの公開準備中です。すでに、データアーカイブにはお送りしており、整備が整った時点で公開となります。
また、WVS2010, CSES4, ABS3の各データセットは国際比較研究の本部にはそれぞれ送付済みであり、WVS2010は実施国には50カ国弱版が既に配布され、現在そのデータを用いて編著を執筆中です。CSES4, ABS3はそれぞれのサイトで公開されております。
2013年7-8月 参議院選挙後に全国調査を実施いたします
株式会社日本リサーチセンター(本社・東京都中央区、社長・鈴木稲博)では、池田が主催する同志社大学WASCプロジェクトからの委託を受け、「選挙制度の効果に関する国際比較調査」を実施しております。
「選挙制度の効果に関する国際比較調査」は、選挙制度の国際比較のための学術研究資料/比較研究資料等にさせていただくことを目的としています。
調査員がお伺いした際には、調査の趣旨をご理解いただいた上で、ぜひともご協力くださいますようお願いいたします。
● 調査期間:7~8月
調査対象:全国にお住まいの20~89歳の方、約4000人
■問い合わせ窓口 株式会社 日本リサーチセンター調査部 担当:西村(康)・高田
フリーダイヤル 0120-988-043(平日 10:00~17:00、土・日・祝日休み)
[研究概要] 世界規模、アジア規模の国際比較調査研究の進展が近年著しく、そのことによって社会科学では制度や文化が人々の価値・意見・行動に対していかなる規定力を持ち、また制度の変更がどのような変化を人々にもたらすかの研究が飛躍的に進展している。価値研究、民主化研究、政治参加・投票行動研究、社会関係資本研究の分野において、それらはほぼ同時進行である。
このことを背景に、本研究は2つの目的を持つ。第1に、世界規模レベル、アジア規模レベルの3つの国際比較データを、同一対象者をターゲットとした面接パネル調査を通じて5年の間に順次取得し、この面での日本の貢献を果たすのみならず、他国では実現していない主要比較調査間の関連性を解析する。ここで対象とする調査とは、世界価値観調査(WVS: World Values Survey)、アジアン・バロメータ調査(ABS: Asian Barometer Survey)、選挙制度の効果の国際比較調査(CSES: Comparative Study of Electoral Systems)である。
第2に、これら3つの調査を補完する形で、近年発展のめざましいソーシャル・ネットワーク調査をパネル調査に加え、合わせて4回の調査として、制度、文化、価値・ライフスタイル、信頼、ソーシャル・ネットワーク、社会・政治参加、民主主義に関するデータを複合的に同一パネルデータとして取得し、社会心理学の視点から日本人の政治・社会的な行動・信念の構図を、それぞれの関係性において明らかにする。